大きく飛ぶか、小さく飛ぶか?
現状を変えたい時、どのくらい変えるか? で悩むこともあるかもしれません。
同僚の Fさん。 今年の夏の終わりころ、彼から、キャリアコンサルティングの依頼を受けました。転職先候補が三つ四つあって、どれを選ぶか、というテーマ。
話を聞きながら、質問しながら、
どんなことをしたいのか?
したくないのか?
それはなぜか?
10年後、どこで何をしているのが見えるか?
なんてことを対話していくと、私の中にキーワードが浮上。それを伝えました。
ジャンプしたいんですね。
彼の表情が、パーッと明るくなり、
そうか! 僕はジャンプしたがってるんだ!
と納得の様子。
そのあと、二人でホワイトボードに向かって、ジャンプする、という切り口で、それぞれの転職先候補について、検討しました。
そこで結論はでませんでしたが、多角的、客観的に、自分のテーマを掘り下げることができて、有意義だったそうです。
秋も深まり、退職が近くなって、報告に来られました。 これまでやってきたことに近い仕事を、大きく環境の異なるX社で、やることに決めた、とのこと。
総合的に見ると、Y社からのオファーのほうが、より、「ジャンプする」を実現できるのだけれど、
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ジャンプの前のステップを
踏むことにしました。
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とのこと。
私は思わず、
いいこと言うね!
そのセリフ、どこかで使わせてもらう!
と言いました。
ジャンプの前のステップとはいえ、よその国だし、単身赴任だし、それなりに大きな変化を伴います。
いずれにせよ、飛ぶわけです。 ご自身で納得して答えを出されたので、それが本物の答え。
飛ぶ高さのことで、動きが止まったら、ジャンプの前のステップという飛び方、ありますね。
ブレークスルーコーチ x
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
坂本 夏子