【飛躍のヒント】#44 ジャンプの前のステップ

大きく飛ぶか、小さく飛ぶか?

現状を変えたい時、どのくらい変えるか? で悩むこともあるかもしれません。

同僚の Fさん。 今年の夏の終わりころ、彼から、キャリアコンサルティングの依頼を受けました。転職先候補が三つ四つあって、どれを選ぶか、というテーマ。

話を聞きながら、質問しながら、

どんなことをしたいのか?
したくないのか?
それはなぜか?

10年後、どこで何をしているのが見えるか?

なんてことを対話していくと、私の中にキーワードが浮上。それを伝えました。

ジャンプしたいんですね。

彼の表情が、パーッと明るくなり、

そうか! 僕はジャンプしたがってるんだ!

と納得の様子。

そのあと、二人でホワイトボードに向かって、ジャンプする、という切り口で、それぞれの転職先候補について、検討しました。

そこで結論はでませんでしたが、多角的、客観的に、自分のテーマを掘り下げることができて、有意義だったそうです。

秋も深まり、退職が近くなって、報告に来られました。 これまでやってきたことに近い仕事を、大きく環境の異なるX社で、やることに決めた、とのこと。

総合的に見ると、Y社からのオファーのほうが、より、「ジャンプする」を実現できるのだけれど、

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ジャンプの前のステップを
踏むことにしました。
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とのこと。

私は思わず、

いいこと言うね!
そのセリフ、どこかで使わせてもらう!

と言いました。

ジャンプの前のステップとはいえ、よその国だし、単身赴任だし、それなりに大きな変化を伴います。

いずれにせよ、飛ぶわけです。 ご自身で納得して答えを出されたので、それが本物の答え。

飛ぶ高さのことで、動きが止まったら、ジャンプの前のステップという飛び方、ありますね。

ブレークスルーコーチ x
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
坂本 夏子